難病の息子が人工呼吸器で使用する精製水がどこにも売ってないということで、Twitterで話題になっています。
内容を見ると、品薄の原因は「精製水を使った消毒液の作り方」という内容がメディアで紹介されたこと、さらにそれが間違って伝えられたということのようです。
【精製水が品薄に 原因は誤情報】https://t.co/cLv1rhpTjs
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) April 8, 2020
息子は難病で人工呼吸器がないと生きられないのに、そのための精製水がどこにも売っていない-。母親のツイートが反響を呼んでいる。「精製水を使った消毒液の作り方」がメディアで紹介され誤って伝わったのが原因。
目次
精製水が売っていない品薄の理由
なぜ精製水が売っていないのか?
理由は、一部のメディアで紹介された「不足している消毒液の代わりに、無水エタノールを精製水で薄めて作る方法」のためということです。
この方法が紹介されてから、精製水とエタノールを同時に購入する人が増えたために品薄状態になっているようです。
ただこの方法は、あくまで「無水エタノール」を使用して消毒液を作る方法ですが、それが間違って伝わり本来薄める必要のない「消毒用エタノール」を買うときにも精製水を買ってしまう人が増えてしまったため、さらに精製水が品薄状態になっているということです。
消毒液を作るのに精製水は必要?
調べてみると、色々なサイトで無水エタノールを使用した消毒液の作り方が紹介されています。
実際、ドラッグストアに行っても、マスクはもちろん消毒液などほとんど売り切れの状態なので、売っているもので作れるのなら作るのはいいと思います。
ただ作る方法をみてみると、無水エタノールと精製水(または水でもOK)ということらしいです。
水で大丈夫ならわざわざ精製水を買う必要はないですね。
この方法を紹介したメディアについては内容を確認していませんが、水でも大丈夫ということを言っていれば、わざわざ精製水を買わずに作る人もいると思います。
そして本当に必要な人が買えないといったような状況にはならなかったのではないかと思います。
まとめ
また、メディアで紹介された情報に踊らされて、特定の製品が品薄状態になっているということが起ってしまいました。
しかも、今回は人工呼吸器に必要なものということで、命にかかわる問題です。
確かに消毒用アルコールを使いましょうと言っても、売っていないので紹介された方法で作ろうと思う人も多いと思います。
ただ今までも、特にダイエットなどで特定のものを食べると痩せれるなどの情報が紹介された翌日に、その品物が亡くなったということが、たびたび起きています。
紹介するメディアも、そういうことが起こることは予想できると思いますが、どうなんでしょうか?
今回のないようについて、一般の人は「精製水」が何に使われているかなんてことは考えたこともないと思いますので、買うのはしょうがないことだと思います。
ただ紹介するほうは、それが何に使われるのか、本当に必要としている人がいないのかなどの情報を良く調べてから紹介するべきだと思いました。