1月21に放送された「ザ!世界仰天ニュース」で特集された大学生の冤罪事件について、あまりにもひどい事件だと思いました。
無実の罪で10カ月間も拘留されるとは、なぜなんでしょう?
事件の内容や捜査状況は一体どういうものだったのでしょうか?
目次
大学生が詐欺容疑の冤罪で300日以上勾留
今回の事件では無実の大学4年生がオレオレ詐欺の指示役にされてしまい10カ月間勾留されました。
実際の詐欺事件は、大阪府内の当時70~80代の男女4名に対して、犯人が被害者の親族に成りすまして電話をかけ、計1700万円を騙し取ったという事件になります。
冤罪になった大学生は4年生ということで、就職活動では3つの内定をもらっていたようです。
しかし、この大事な時期に詐欺の詐欺の犯人に仕立て上げられ、内定もすべて取り消されてしまったようです。
なぜこのような事態になったのでしょう?
ずさんな捜査内容について調査してみました。
滋賀県警・大津地検ずさんな捜査内容とは?
警察と検察は共犯者の2人の供述を証拠として冤罪の大学生を犯人としたようです。
しかし共犯者の2人の話は虚偽であり、しかも一人が話した供述の内容をもう一人の犯人に事前に伝えたということです。
つまり警察検察が、後から取り調べを行ったもう一人の共犯者が同じ供述になるよう誘導して、大学生が犯人になるように仕向けていたということですね。
大学生側の弁護人によると、事件のあった同日の夜に、当の大学生は別の友人と遊ぶ動画をSNSに投稿していたいう事実がありました。
しかし県警と地検は、こうした客観的事実を重視せず、ほぼ2人の証言のみを有力な証拠としたそうです。
まとめ
今回、冤罪にあった大学生は、アルバイトで犯人と知り合っていたため、共犯にでっち上げられ300日以上も拘留された上に、内定も取消しになるなど、とんでもない被害を受けていました。
警察官が嘘の供述を犯人から引き出して、それを根拠に何も関係ない人が逮捕されることはあるかもしれませんが、無実の証拠もあるのに無視して拘留し続けるのは考えられません。
警察や検察は、証拠など関係なしに犯人を増やしたいんでしょうか?
無罪にはなりましたが、自分もこんなことに巻き込まれたらと考えると非常に恐ろしい事件だと思いました。