2020年5月末にマイナンバー通知カードが廃止されるということで話題になっています。
このマイナンバー通知カードが廃止についてですが、急に廃止が決まったというわけでは無く、2019年5月に国会で決まっていたようですが、「聞いたことない」、「今回初めて知った」という人が多いのではないでしょうか?
一応、各市町村で告知されるていますが、マイナンバーカード総合サイトでは通知カードの廃止については5月11日現在、全く記載されていません。
コロナで大変な状況なのはわかるのですが、今月末での廃止ということは、もっと前から知らせておくべきことではなかったのでしょうか?
ということで、マイナンバー通知カードが廃止されるとどうなるのか?困ることはあるのか?調べてみました。
目次
通知カードが廃止されるとどうなる?
では、具体的にマイナンバー通知カードが廃止されるとどうなるのでしょう?
市町村のホームページによると廃止すると以下の手続きが行えなくなるので、ご注意くださいとのことです。
・通知カードの再交付申請
・通知カードへの氏名や住所などの記載変更
つまり
・再発行はできません。
・内容の変更もできません。
・変更があった場合は証明書類として使えなくなりますよ。
ということですね。
ただし、当面の間は、通知カードに記載された氏名、生年月日、住所などの内容の変更がない場合は、引き続き通知カードをマイナンバーを証明する書類として使えるということです。
何か困ることはあるの?
当面の間は、引き続き通知カードをマイナンバーを証明する書類として使えるということなので、普通は特に困ることはなさそうですがどうでしょう?
困るとすれば、住所・氏名等が変更になった場合や,出生等で新たにマイナンバーが付番された場合に,通知カードではマイナンバーを証明できなくなるということです。
出生等により新たにマイナンバーが付番された場合には、「通知カード」に代わって「個人番号通知書」が国から郵送される予定です。
ただこの「個人番号通知書」は、マインナンバーを証明する書類としては利用できません。
マイナンバーカードを取得しない場合は、マイナンバーを証明するには、マイナンバーが記載された「住民票の写し」が必要になります。
ここまで書いてもあまり困ることはないようですが、これからはマイナンバーを使用することが増えそうなので、そのたびに「住民票の写し」を取ってくるのも面倒なのかなとは思います。
すぐに困ることはないとは思いますが、必要になったときには、手間がかかるということですね。
あと、例えばネット銀行などは、手続きする際に、今までは「マイナンバー通知カード」を使用できていました。
しかし今後、住所が変更になった場合などには、「マイナンバー通知カード」の内容が変更できずに使用できないということになるため、やはり「マイナンバーカード」が必要になってくるんではないでしょうか?
まとめ
10万円の給付金の申請に使えるということで、マイナンバーカードを取得する人が役所に殺到しているというようなニュースもあります。
ただ、緊急事態宣言中で、都市部はまだ自粛といっているこの時期に役所に人を殺到させてどうするんでしょう?
思いっきり三蜜になっているように思いますが。
現在、他の手続きについては、コロナの影響で期間延長されているものもあります。
マイナンバー通知カードの廃止についても、せめてコロナが落ち着くまで半年くらいは、期間を延長してもいいのではないかと思います。