1月30日に中国の国家衛生健康委員会は、チベット自治区で新型コロナウイルスによる肺炎患者を確認されたことを発表しました。
中国では、31の省・自治区・直轄市全てで感染者が出たことになり、感染は本土全域に広がったということになります。
感染者の数は7711人で、死者数は170人になりました。
目次
1日で新たに1032人
武漢市のある湖北省は、省内の感染者が1月30日の1日で新たに1032人増えて4586人になったと発表しました。
死者も37人増えて計162人です。
危篤が277人で重症は711人という状況になっています。
チベット自治区でも30日までに1人の感染のが確認されています。
武漢市から出られないようにしているはずなのに、感染が中国全体に広がっています。
発症者の多い年齢
このコロナウイルスについて、WHOや中国の研究チームによる分析で発は、症者の7割が40歳以上で中高年に多いということです。
さらに高血圧や糖尿病などの持病がある人はリスクが高いということで、日本での対策を考える重要な材料となりそうです。
症状については、発熱やせき筋肉痛などがあり、最初のころは症状が軽いが、約1週間後くらいから悪化して入院する例が多くなったということです。
症状の出ない人も出ているようですが、ちょっとでもおかしな人は、なるべく外出を控えるなどの対応が必要ですね。
まとめ
効果的な治療薬はなく、治療については、症状を和らげる対症療法が中心だそうです。
重症者にはSARSと同じように、過剰な免疫反応がみられるということです。
感染者が全員肺炎を発症するわけではなく、10歳の男児は、発熱やせきなどの症状がないにもかかわらずウイルスを保有していた例もあります。
症状がないということで感染していても何の対応もしない人もいるということなので、今の状況では自分で予防するしか方法はありません。
とにかく、インルエンザと同様にマスクや手洗いうがいなどの予防対策は、かならずしたほうが良いですね。