新世紀エヴァンゲリオンで有名な庵野秀明監督が、ガイナックスの社長が捕まったニュースで各報道機関が「エヴァ」に関連付けた報道をしたことに対してかなり怒っているようです。
【エヴァ庵野氏 古巣報道に怒り】https://t.co/b1ilClxFji
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) December 29, 2019
アニメ制作会社「ガイナックス」の社長が準強制わいせつ容疑で逮捕された。この事件では、「エヴァンゲリオン」の名を付した報道が数多くあり、これに強い憤りを感じていた庵野秀明監督が寄稿した。
実際、TV版のエヴァンゲリオンのアニメを制作したのが「ガイナックス」ということですが、どういうことなんでしょう?
目次
庵野秀明監督の怒りの原因
なぜそんなに怒っているかというと、アニメ制作会社「ガイナックス」の社長が
準強制わいせつ容疑で逮捕されたという報道で、『エヴァンゲリオン』の名を使った報道が数多くあり、強い憤りを感じているということです。
報道の仕方としては、「ガイナックス」の社長と聞いても世間的には、ピンとこないということで『エヴァンゲリオン』を制作した会社の社長と聞いた方が
世間の反応は全然違ってきます。
実際には、ガイナックスで、以前『エヴァンゲリオン』を製作していたため、嘘ではありません。
ただし、今回逮捕された社長は『エヴァンゲリオン』とは全く関係なく、制作にも全くかかわっていない人物ということが庵野監督自身のコメントで明らかになっています。
しかも今回の報道で関係がない今の自分の会社の仕事にまで影響が出てるんだからしく、怒るのも無理はないと思います。
ガイナックス
庵野秀明監督は、もともとガイナックスという会社にいましたが、現在はガイナックスには見切りをつけて、自分でアニメ制作会社「株式会社カラー」を設立して代表取締役社長を務めています。
さらに『エヴァンゲリオン』の版権の「株式会社カラー」に移行していて、現在はガイナックスとエヴァンゲリオンは全く関係がないということです。
庵野監督のコメントの内容を見ると、エヴァンゲリオン版権は、もともとガイナックスに持たせていて、それでかなり稼いでいたということらしいのです。
ただそれで稼げたのをいいことに、全く経営努力もせずに浪費していたり、不採算事業をほっておいたりして、最終的には金がないので、庵野監督に借金をするなどしていたそうです。
庵野監督は、ガイナックスに対して金銭的な面や、名前を貸したりして、かなり協力してきたことがわかります。
それなのに、ガイナックスに連絡が取れなくなり、借金も返さない、勝手にいろんな版権を売られていたなど、非道いことをしていたのということで、かなり憤っていたのでしょう。
アオイホノオは笑えない
今回の報道に対して、ドラマにもなった「アオイホノオ」という漫画が話題になっています。
ここに出てくるのが、庵野監督たちが大学生の時の話で今回逮捕された社長ではないですが、ガイナックスの元社長「山賀博之(やまが ひろゆき)」も登場します。
そのセリフに「これで俺は、一生食いっぱぐれないような気がする!」というセリフがあり、今回の庵野監督のコメントの内容を見ることで、そのまんまじゃんとなって笑えない状況になっています。
まとめ
今回、庵野秀明監督が怒っているということが、かなり話題になっていますが、内容を見ると納得できます。
やっとエヴァンゲリオンの最終章ということで盛り上がっていたところ、全く関係のないところで水を差された形になってしましましたが、ファンとしては、こんなことは気にせずに早く最終章をみたいというということにつきますね。