メルカリなどで後払いサービスの「Paidy」を悪用した詐欺が続出しているようです。
「Paidy」と聞いてもよくわからないという人がほとんどだと思いますが、どういうサービスなんでしょう?
その「Paidy」を悪用した詐欺の手口とは?
目次
「Paidy」とは?
Paidyは、メールアドレスと携帯番号のみで決済することができ、翌月まとめて後払いができる決済サービスです。
買ったものをまとめて翌月1日〜3日にメールとSMSで請求がきて、それを10日までにコンビニや銀行で支払います。
クレジットカードは使用したくないが、支払いは後にしたいという方にとってはとても便利なものとなっています。
セキュリティに関しても
・認証コードによる本人確認
・決済情報はTLSで暗号化
・365日24時間体制で決済を監視
というように、かなり安心感のあるものとなっています。
メルカリでPaidyを悪用した詐欺の手口とは?
メルカリでPaidyを悪用した詐欺師が行った手口については、以下のような内容です。
1.自分のメールアドレス・電話番号でPaidyに登録します。
2.無在庫出品・無在庫転売でメルカリに出品します。
3.Paidyを利用して、Amazon等の通販サイトで落札された商品を購入して、送付先を落札者に設定します。
4.商品が届いた落札者は、メルカリで詐欺師に到着連絡と決済を行います。
5.出品者はPaidyからの請求を無視したため、購入者宛にPaidyから請求書が届きます。
6.購入者はメルカリとPaidy提供元に、二重に代金を支払うことになります。
以上のような内容ですが、しかし今回のトラブルでは、出品者である詐欺師が振込をしなかったために、商品の送付先である購入者に請求書が届いたということです。
ただ疑問に思うのが「Paidy」に登録していない人に対して請求なんてできるものなんでしょうか?
ビックカメラは翌月払い休止
ヤマダウェブコムとビックカメラ.comは今回の詐欺行為を受けて現在「Paidy」のサービスを休止しています。
ただ現在は休止していますが、請求が来るのは約1カ月後ということで、休止前までに詐欺にあっていて、まだ請求が来ていないということで気がついていないという人もけっこういるのではないかと思われます。
被害にあった場合の対処方法
まず詐欺を防ぐ方法については
到着した品物の発送先を確認して、受取拒否をする
そもそも、メルカリやヤフオクでは「無在庫販売」というものが禁止されています。
ということで直接amazonの通販業者から送られてきた場合は受取を拒否し、運営に通報することで被害を防ぐことができます。
取引相手の情報を確認
まず相手の情報、評価についてかならず確認します。
特に、低評価があった場合は、その内容については絶対確認する必要があります。
また、取引の内容、振込の記録等は必ず証拠として残しておくようにしましょう。
詐欺の被害にあってしまった場合は
被害にあったら場合は必ず運営や警察に届ける
取引後に覚えのない請求書が届くなど、被害に合ってしまった場合は、必ず各サイトの運営や警察に相談してください。
特にサイト運営者については、サービスの信用に関わる問題ですので相談すれば、対応してもらえるはずです。
まとめ
メルカリなどのフリマサイトではトラブルが発生しやすいため、もし少しでも疑問がある場合は、取引をしないということが重要になります。
また、詐欺ではいですが「無在庫出品」もよく行われているようですが、ほとんどのサイトで禁止されている行為なので気を付けたほうがいいですね。
ネットでも新しいサービスがどんどん出てきていますが、詐欺師はどんな手口で狙っているかわかりません。
サービスを利用する場合は、引っかからないように十分注意しる必要がありますね。