歌手のジャスティン・ビーバーが、ライム病と診断されたことをと告白しました。
過去には、他の有名人もかかっていた「ライム病」とはどんな病気なのか調べてみました。
目次
ライム病とは?
ライム病とはマダニを媒介としボレリアという病原体がヒトの体内に入り込むことで発症する病気です。
欧米では年間数万人が発症し、年々増加しているそうです。
日本でも、1986年に初めて報告されて以来、現在までに数百人発生しています。
潜伏期間は、マダニに刺されてから数日~数週間で発病します。
症状は、筋肉痛、関節痛、頭痛、発熱、悪寒、倦怠感などの症状が現れることがあり、インフルエンザの様な症状のため症状だけからの確定診断は困難ということです。
さらに約4週間後には病原体が全身に拡がり、皮膚症状、神経症状、不整脈、眼症状、関節炎、筋肉炎など多彩な症状が現れます。
通常は抗生物質で完治する病気ですが、10~20%の患者は感染から数ヶ月~数年を経た「慢性期」に、慢性萎縮性肢端皮膚炎、慢性関節炎、慢性脳脊髄炎などが出現します。
ジャスティンビーバーも完治せず、慢性的な症状が残ってしまっているということです。
過去にはこんな有名人も
有名なところでは、歌手のアヴリル・ラヴィーンや俳優リチャードギアもライム病にかかっていたみたいですね。
特にアヴリル・ラヴィーンは2014年にライム病にかかりました。
息ができなくるほどで話すことも、動くこともできない状態になり、立ち上がることすらやっとだったそうです。
症状がひどい時期は5ヶ月間も寝たきりで自宅療養をするほど大変だったようです。
まとめ
日本でも起きるということで、やはりマダニに刺されないことが重要です。
最近、キャンプや登山などアウトドアがブームになっていますが、山などに行くときは、むやみに藪などに入らない、虫よけを使うなどを注意したほうがよさそうです。